オーストラリアのワーホリ費用は〇〇円?内訳と費用を抑えるコツを解説!
「オーストラリアでワーホリをしたいけど、どのくらい費用がかかる?」
「できるだけ費用を抑えて行くには、具体的にどうすればいい?」
オーストラリアでワーキングホリデー(ワーホリ)を検討している方の中には、費用面で不安を感じている人も多いのではないでしょうか? ワーホリは多国籍・多文化の環境で働きながら海外生活を楽しめる貴重な経験ですが、長期間の滞在となると、それなりに費用がかかります。事前に必要な費用を把握しておかないと、生活費が足りず、予定よりも早く帰国しなければならなくなる可能性があります。
そこで今回は、実際に私が1年間オーストラリアでワーホリをした際にかかった費用を詳しく解説します。また、費用を抑えるためのコツも合わせて紹介するので、これからワーホリを検討している方はぜひ参考にしてください!この記事を読めば、必要な費用の全体像がわかり、節約のコツも学べます。
- オーストラリアのワーホリ費用は総額いくら?
1-1.オーストラリアでのワーホリにかかる費用の目安
渡航前に必要な初期費用(ビザ・航空券・保険など)
| 費用項目 | 費用目安(円) | |
| ビザ申請費 | 約6~7万円 | |
| 航空券(片道) | 約5~10万円 | |
| 海外旅行保険(1年間) | 約15~20万円 | |
| 学費(語学学校 3ヶ月) | 約30~50万円 | |
| 1ヶ月の生活費 | 約15~25万円 | |
現地でかかる生活費(家賃・食費・交通費・通信費など)
| 費用項目 | 費用目安(AUD) |
| 家賃 | 800~1,200ドル |
| 食費 | 300~600ドル |
| 交通費 | 100~200ドル |
| 通信費 | 35~60ドル |
| 交際費 | 100~300ドル |
オーストラリアのワーキングホリデーでは、渡航前と現地滞在中でさまざまな費用が発生します。一般的に1年間のワーホリ費用の目安は約180万〜250万円です。ただし、滞在スタイルや生活水準によっても大きく変動します。主な費用の説明は以下の通りです。
1-2.渡航前にかかる費用
- ビザ申請費用
2025年5月時点でオーストラリアのワーホリビザを申請するためには$650(約6〜7万円)が必要となります。申請時には「残高証明書(約50万円以上)」が求められるため、事前に準備しておきましょう。ビザ情報や申請料は頻繁に変更されるため、オーストラリアの公式サイト(ImmiAccount)を随時確認することをおすすめします。
- 航空券
日本からオーストラリアへの片道航空券の相場は約5〜10万円です。渡航時期や航空会社、乗り継ぎ回数などによって価格が変動し、特に旅行者が多い年末年始や留学生が増える3〜4月は航空券が高くなる傾向があるので注意しましょう。
- 海外旅行保険
保険料は年間約15〜20万円必要となります。補償内容や保険会社によって金額に差があるため、自分に合ったプランを選びましょう。オーストラリアの医療費は日本と比べて高額なため、万が一の病気やケガに備え、海外保険への加入をおすすめします。
- 語学学校の費用
語学学校の費用は学校やコースによって異なりますが、一般的に4カ月で45〜70万円程度かかります。授業料のほかに、入学金や教材費などの追加費用がかかる場合もあります。
また語学学校には、長期留学向けの割引プランを提供しているところもあり、短期よりも1週間あたりの授業料が安くなるケースもあります。ただし、相場よりも極端に安い学校は、設備が不十分であったり教師の質にばらつきがあったりする可能性があるため、口コミや評判をしっかり確認した上で選ぶことが重要です。
自分がどのようなスキルを身につけたいのか明確にし、目的に合った学校を選びましょう。
1-3.現地滞在中にかかる費用
- 家賃
ワーホリ滞在者の多くはシェアハウスやバックパッカーズホステルを利用します。シドニーやメルボルンの中心部では、シェアハウスの家賃は週250〜450ドル程度で、個室を希望するとさらに高くなります。一方、地方都市では週200〜350ドルと比較的安価な物件もあります。契約時にはボンド(敷金)として2〜4週間分の家賃を支払う必要があるため、初期費用として余裕を持って準備しておきましょう。
- 食費
食費は自炊するか外食するかで大きく変わります。スーパーで食材を購入し、自炊を中心にした場合、月300〜500ドル程度に抑えられます。しかし、外食を頻繁にすると月600ドル以上かかることも珍しくありません。オーストラリアのカフェやレストランの外食費は高く、ランチで15〜20ドル、ディナーでは30ドル以上かかることが一般的です。節約したい場合は、マーケットで安く野菜や肉を購入し、自炊するのがおすすめです。
- 交通費
オーストラリアの交通費は都市によって異なります。例えば、シドニーではOpalカード、メルボルンではMykiカードを利用すると、公共交通機関の運賃を割引価格で利用できます。月100〜200ドル程度かかるのが一般的ですが、通勤・通学で頻繁に利用する場合はそれ以上になることもあります。割引パスやオフピーク割引を活用することで、交通費を抑えることができます。また、都市部では自転車を購入して移動手段とするのもおすすめです。
- 通信費
通信費は利用するSIMカードのプランによって変わりますが、月35〜60ドル程度が相場です。オーストラリアでは「Optus」「Telstra」「Vodafone」などの通信会社があり、プリペイドSIMと契約型のプランが選べます。安いプランなら月20〜30ドル程度ですが、データ通信量が少なくなるため、仕事や移動中にインターネットを頻繁に使う場合は、月50ドル以上のプランを選ぶのが一般的です。
- 交際費・娯楽費
交際費はライフスタイルによって大きく異なります。友人との外食や飲み会、観光、アクティビティなどを楽しむ場合、月100〜300ドル程度は見込んでおくと良いでしょう。オーストラリアではビーチや公園など無料で楽しめるスポットも多く、うまく活用すれば費用を抑えながら充実した生活を送ることができます。また、ワーホリ中は他の国から来た人々との交流の機会も多いため、交際費をどれくらい確保するかも事前に考えておくと安心です。
2.ワーホリ中の収入と仕事事情(アルバイト・賃金の相場)
オーストラリアでは最低賃金が約23ドル/時と比較的高く、ワーホリ中でも十分な収入を得ることが可能です。職種によって時給が異なり、特にスキルや経験があると高時給の仕事に就けるチャンスが広がります。
主な仕事と賃金の相場
- カフェ・レストラン(ホール・キッチンスタッフ):時給20~25ドル
- ファームジョブ(農作業・ピッキングなど):時給23~30ドル(出来高制もあり)
- ホテル・清掃業(ルームクリーニングなど):時給20~25ドル
- 建設業(経験者向け・肉体労働):時給25~35ドル
- ベビーシッター・家庭教師:時給25~40ドル(個人契約の場合が多い)
仕事の種類や労働時間によって、月に20万〜40万円程度の収入を得ることができます。特にチップ文化のあるカフェやレストランでは、時給に加えてチップ収入がある場合もあります。
また、ファームジョブはセカンドワーホリビザの取得要件を満たすために人気があり、住み込みでの仕事が多いため、生活費を抑えつつ働けるメリットがあります。一方で、都市部の仕事は求人数が多いものの、競争率が高いため、履歴書(レジュメ)の準備や面接対策が重要になります。
仕事探しは、Gumtree・Facebookグループ・日系求人サイトなどを活用するとスムーズに進められます。オーストラリアでは「仕事が見つかれば生活費の大部分をまかなえる」ケースが多いため、現地到着後は早めに職探しを始めることをおすすめします。
3.ワーホリ中に実際にかかった費用と収入(筆者の体験談)
ワーホリ1年間の費用・収入まとめ
| 項目 | 金額(円) |
| 【支出】 | (1年間) |
| ビザ申請費用 | 約65,000円 |
| 航空券 | 約80,000円 |
| 海外旅行保険 | 約200,000円 |
| 学費(3ヶ月) | 約350,000円 |
| 家賃 | 約1,300,000円 |
| 食費 | 約450,000円 |
| 交通費 | 約140,000円 |
| 通信費 | 約50,000円 |
| 交際費 | 約300,000円 |
| 総支出 | 約2,370,000円 |
| 【収入】 | (10ヶ月間) |
| アルバイト(カフェ) | 約3,200,000円 |
| 総収入 | 約3,200,000円 |
| 収支(収入-支出) | +830,000円 |
結果として、ワーホリ中の10ヶ月間の就労で約83万円の貯金を増やすことができました。
仕事の選び方によって収入は大きく変わります。特に都市部のカフェやレストランでは時給が高く、安定した収入を得ることが可能です。さらに、ファームジョブ(農場の仕事)などでは住み込みで生活費を抑えながら働くこともできるため、貯金を増やしたい人にはおすすめの選択肢です。
3.オーストラリアのワーホリ費用を抑える方法
オーストラリアでのワーホリ生活は、工夫次第で大幅に費用を節約することが可能です。ここでは、航空券やビザ費用、学費、食費・交通費を抑える具体的な方法を紹介します。
3-1. 航空券やビザ費用を安くするコツ
LCC(格安航空会社)を利用する
オーストラリアへ渡航する際、LCC(格安航空会社)を利用すれば、費用を大幅に抑えることができます。例えば、ジェットスターやスクートなどのLCCを活用すると、片道4~8万円程度で航空券を購入できることもあります。
航空券は早めに予約する
航空券は出発日の3~6ヶ月前に予約すると安く購入しやすく、セール期間を狙うとさらにお得になります。特にブラックフライデー(11月)や年始セール(1月)、航空会社のプロモーション期間を活用すると、格安チケットを見つけるチャンスが増えます。
ビザ申請は代理店を使わずに自分で行う
ワーホリビザの申請は、代理店を利用せずに自分でオンライン申請すれば手数料を節約できます。 代理店を使うと数万円の手数料がかかることがありますが、オーストラリア政府の公式サイト(ImmiAccount)から申請すれば、申請費用(約650ドル)のみで済みます。
3-2. 食費・交通費を節約する具体的な方法
スーパーのセールを利用する
オーストラリアには「Coles」「Woolworths」「ALDI」などのスーパーがあり、毎週水曜日にセールが更新されます。 割引商品を活用すれば、食費を大幅に抑えることができます。
自炊を心がける
外食は1食15〜25ドルほどかかるため、自炊中心の生活にすることで、月の食費を200〜400ドル程度に抑えることが可能です。 特に、アジア系スーパーでお米や調味料を安く購入すると、コストパフォーマンスが高くなります。
学生証を取得し交通費割引を活用する
オーストラリアの一部の州では、ワーホリでも語学学校に通えば学生証を発行でき、交通費の割引を受けられる場合があります。 例えば、ビクトリア州(メルボルン)では学生向けの「Myki Concession Card」が利用でき、公共交通機関の料金を半額にすることが可能です。また、シェア自転車や徒歩を活用することで、日々の移動費をほぼゼロに抑えることもできます。
3-5. 渡航前に英語学習しておく
英語力を上げることで、より高収入の仕事に就ける
渡航前に英語を勉強しておくと、より条件の良い仕事に就きやすくなり、収入を増やすことができます。 例えば、英語力があるとローカルのカフェやレストランで働ける可能性が高まり、時給25〜30ドルの仕事に就くことができます。
現地での学費を節約できる
語学学校に通うと、3ヶ月で約30〜50万円の学費がかかることがあります。渡航前にしっかり英語を学んでおけば、語学学校に通わずに済み、この費用を節約できます。
おすすめの学習方法
- オンライン英会話(DMM英会話・Camblyなど) → 実践的な会話練習ができる
- YouTubeやポッドキャストでリスニング練習 → 日常会話のフレーズを覚える
- 英語のSNSグループに参加 → 現地の情報収集と英語の練習を兼ねる
- まとめ|オーストラリアのワーホリ費用を知って賢く準備しよう!
オーストラリアのワーホリ費用は、計画次第で大きく変わります。事前に必要な費用を把握し、現地での収入や節約方法を活用することで、充実したワーホリ生活が送れるでしょう。しっかり準備して、最高のワーホリを楽しんでください!
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